こんばんは。
視察対象都市の選定に苦慮している高橋です。
今回は海外視察の移動手段についてお話させて頂きます。
周囲の人間に「海外視察で世界一周をする。」と話すと、
大抵の場合、
「何それ!?ピースボード?」「飛鳥Ⅱ?退職金1千万円くらいでたの!?」
なんて答えが返ってきます。
やはり世間一般では、「世界一周=船旅、カネがかかるもの」というイメージが強いようです。
しかし、調べてみて分かったことは、
世界一周は断然飛行機がお得だということ
何がお得かというと、、、、
各航空会社より「世界一周航空券」というチケットが発行されていて、
これが非常に割安なのです。
世界一周航空券は、飛行機が飛んでいる都市ならどこにでも行くことができる夢のようなチケット。
いわば、遊園地のアトラクションパスの航空券版ですね。
全日空が加盟するスターアライアンスの場合、料金はこんな感じです。
(空港施設使用税や燃油サーチャージ等は、別途発生)
絶対額は確かに高額なのですが、
普段新聞等に掲載されている海外ツアーの価格と比較すれば、
この価格で世界一周ができるのは魅力的です。
但し、購入・利用にあたっては、ルールがありますので注意が必要です。
【世界一周航空券ルール(抜粋)】
①時計周りか反時計周りで地球を一周しなければならない
②異なる大陸間で逆行することはできない
③滞在可能都市数に制限がある
※スターアライアンスの場合
・最低滞在回数 3回
・最高滞在回数 15回
・フライト(区間)数 16区間
フライト(区間)数は、経由する場合も1区間にカウントされる
④有効期限は1年間
⑤各航空会社グループが就航している都市しか渡航することはできない
等々。。
主だったルールだけで、これだけのルールがありますから、
渡航ルートをアレンジするだけでも大変難儀するのです。
例えば、世界一高い建築物ブルジュハリファを見物しようと、
東京からドバイへ飛行する場合、北京またはシンガポールを経由する必要があります。
ですから、[東京⇒(北京経由)⇒ドバイ]のフライトは、
上記③のルールにより「滞在都市数1 フライト(区間)数2」とカウントされてしまい、
実際には滞在していないにも関わらず、
滞在可能な都市の数を減らしてしまうという事態になるのです。
当然のことながら、渡航ルートを組む際は、
直行便のある都市をなるべく多く選ぶということがポイントとなってきます。
また、上記⑤も気をつけたいところで、
モアイ像で有名なイースター島へは、
スターアライアンスは就航しておりませんので、
日本航空が加盟するワンワールドアライアンスで世界一周航空券を手配する必要があります。
こんな具合ですから、「ああでもない、こうでもない」と
もう一週間くらいパソコンとの睨み合いが続いています。
アジアの空は、中国、韓国、シンガポールが牛耳っていて、
どうルートを組もうにも、とにかく、これらの国を経由せざるを得ない状況。
経済戦略のしたたかさをこんなところで見せ付けられてしまいました。
以下のサイトでは、
ぽちぽちっと都市をクリックするだけで旅程が組め、
地図を眺めているだけでも旅をしているような気分になれますから、
旅行が好きな方にはぜひオススメしたいツールです。
⇒世界一周旅行券スターアライアンス「Book and Fly」
by 海外特派員 高橋
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